山鹿ニュース -12月7日号 青島太平洋マラソン、さいたま国際マラソン対策特集

全体としてはいい条件 温度差に注意

 

 どの大会もおおむねいい条件だが、朝の寒さ対策に手袋を忘れないこと。後半気温が上がってからも歩き出すと寒いので、途中で捨てずにパンツの脇に挟むなどキープしておくこと。

 青島太平洋マラソン対策

 

 前半が向かい風。宮崎神宮の折り返しまで回りのランナーに隠れ、飛び出さない。折り返せば集団の横手に出て追い風を活かしながら進む。一度運動公園の中に入ったくらいから、じわじわ余力を出すが37kmから39kmがきつい向かい風なので、時々は風よけして人の影に隠れながら前進し、残り3kmから運動公園内で風が弱いので、ここから余力を使い切るイメージで。

 

 奈良マラソン対策

 このコースは起伏が激しい。上りでペースダウンは仕方ないが、下りで取り返そうと

無理な加速をしないこと。そうでないと脚のダメージで40kmからの上りと、後半の向かい風の影響を受ける。

 そのため残り10kmくらいまでは顎が上がり、呼吸がぜえぜえ言うまで追い込まず、残り10kmをしっかり走るイメージで。

 さいたま国際マラソン対策

 このコースは全体の高低差は少ないが、起伏の回数が多い。微妙な下りで加速せず、31,6kmの第三折り返しまでイーブンペースで進み、そこから余力を振り絞ること。

 イーブンペースのコツとして、ややきついではなく、案外楽な呼吸がずーと維持できるイメージで、進むこと。

山鹿ニュース11月29日号 NAHAマラソン、松江城マラソン、大阪マラソン対策

 NAHAマラソン対策

 高温対策の優先を。スタート段階で気温20Cくらい、最高気温も25cくらい。帽子は必需品。ロングタイツや長袖などは避け、かなり寒がりの人でも半袖でいい。

 後半は17kmから26kmは追い風で体感温度がより上がる。ここまでも起伏も多いので、ここまでで力を使い切らない。

 身体にもときどき水をかけながら当然給水も忘れず。残り10kmから余力を振り絞るが、まっすぐ走れないなど熱中症の兆しが出たら、手堅くゴールを目指すか、止める勇気も持つこと。

 松江城ラソン対策

 おおむねいい条件だがスタート時の寒さ除けに手袋は忘れずに。おおむねイーブンペースだが、10kmから15kmの起伏で、上りで過度にスピードを落とさずに行こうと無理せず、後半28kmからゴールまで向かい風になりやすいことを意識して、後半集団がばらついてきても、極力ぽつーんと走らない。

 32kmからの上りで、上り切る少し手前あたりから余力を出すイメージで、下り坂からゴールまで余力を振り絞るイメージで。

 大阪マラソン対策

 スタート時の寒さをしのげば、風も弱く気温の上がる後半が雲が増えてくるので、上々の条件である。ただし注意点として、新コースになり、東野田交差点を左折するまでは混雑がかなりひどく、いらつかないこと。

 ナニワ筋を南下する時には混雑も取れてくるので、急激にペースアップせず、従来は急激な下りだった高津から上本町に向けてが急な上りになる。ここに来るまでに力を使い切らず、以後も四天王寺周辺など小刻みな起伏や折り返しがあるので、脚のダメージが来るので、微妙な下りで飛ばさない。

 33kmの勝山通に入ると起伏が終わるので、ここから余力をじりじり絞るイメージで。長い直線の今里筋では前のランナーを一人ずつ追い抜くイメージで、気持ちが切れないように。残り1kmで平野川を渡り、大阪城公園内に入ると再度多少起伏になるが、目線を落とし腕を降ることを意識して、ラストスパートの意識で

 

 
 

山鹿ニュース 11月23日号 富士山マラソン、つくばマラソン対策

 例年より気温が高いが、雨の可能性も。両方で対応を

 

どちらの大会もいつもより気温は高いが、曇りがちで時折雨もぱらつく。ただ雨量はさほどでなく、風もさほど吹かないので気象条件は良い方である。ウインドブレーカーとロングタイツとか着こまないが、ごみ袋を加工した簡易ポンチョを雨が降ればかぶり、やめば脱ぐを繰り返す。朝の予報で自分がゴールするまで降らない予報に変化していたら、それも着ない。

 ただ帽子は被っておき、ウエアーに可能なら防水スプレーをかけておいて、万が一に

備えておくといい。手袋も一応用意しておくこと。

 まず富士山マラソンでは21kmから23kmの急な上りで決して無理しない。とぼとぼ走りで構わないと割り切ること。上り切れば再びそれまでと同レベルの比較的平坦コース

になるので、ここで21kmまでのペースに戻し、34kmからの下りからゴールになだれ込みイメージで。

 つくばマラソンは市内を大きく周回する。所々方向転換するが、そこで転倒など

に注意。ウエーブスタートで混雑は以前より緩和されたが、10kmくらいまでは混雑が続くとして、いらいらせず、混雑が緩和して、それーと急にペースアップしない。

 30kmくらいまで淡々とペースを刻み、30kmを過ぎたらゴールまで残り何キロのイメージで頑張ること。

山鹿ニュース 11月22日号 福知山マラソン対策

 例年と異なり気温がかなり高い

いつもは最高気温が10~15Cくらいが20C近くになる。また無風に近いので体感温度がかなり上がる。

 注意点としては、スタート直後の急坂を飛ばさない。そうでないと脚に来る。

市街地から川沿いに出て混雑が緩和したからといって急なペースアップは禁物。

 30kmまではイーブンペースが保てる余力。そこからじわじわ余力を絞っていくが、

最後の急坂で歩かずに済むように若干の余力を残すことにし、残りの急坂を絶対に歩かない気持ちで対処。

 気温が高いので、極力帽子をかぶり、かなりの寒がりでなければ長袖とロングタイツでは暑すぎる。歩いて寒く感じるのが不安な人は、手袋を用意し捨てずにパンツの脇に

挟み、寒さを感じてからつけるといい

山鹿ニュース 11月15日号 神戸マラソン対策

後半が向かい風で気温も高い

今回の大会はいつも明石大橋過ぎの折り返しまで向かい風で、後半が追い風が、今回は東よりの風のため、後半が向かい風になる。それと気温が高く日差しも出る。

 対策としてあまり着込まないこと、給水をキチンと取る以外、ときどき身体に水をかけたり、手の甲を冷やすなど。帽子もかぶる方がいい。

 残り5kmが神戸大橋の起伏だが、そこまでオーバーペースにならず、いくらかの

余力を残す前提で。少なくても30kmまではイーブンペースを保つ気持ちで。30kmを過ぎたら残り距離で考える発想で。

山鹿ニュース -11月9日号 福岡マラソン、岡山マラソン、いびがわマラソン対策

3レース 含めての対策。風が弱く後半の温度上昇に注意。どの大会も風はさほど強くなく、無理に風よけは意識しなくていい。よほど寒がり、後半は歩くことが予想される場合以外は長袖やロングタイツは避け、待機している間の寒さ対策には手袋をして、

暑くなれば外すといい。晴れている時間が多いので帽子を忘れず。

 

 福岡マラソン対策。九州大学構内の起伏を無理しない。志摩地区の残り10kmくらいからしっかり頑張ること。後半は給水する以外に身体にかけたりすること。

 

 岡山マラソン対策。前半は淡々と進むこと。旭川の堤防に上がる時に飛ばさない。岡山城が見え始める時くらいから、これ以上のペースダウンをしないつもりで頑張ること。山陽本線などの線路を超えるあたりから余力を振り絞ること。

 

 いびがわマラソン対策。温度差があるので朝の冷え込みを基準にしないこと。最初混雑が激しいがイライラしないで、混雑が解消されてから急激にペースを上げないこと。また後半は下り気味だが、折り返したら急激にペースを上げず、勝手に足が進むくらいで、余力を残し、残り10kmくらいからをしっかりと走ること。

山鹿ニュース 11月2日号 淀川市民マラソン対策 東京五輪マラソン 札幌移転騒動に思う 

淀川市民マラソン  まずまずの条件 日中の気温上昇に注意

 

河川敷や堤防を走るが、幸い風はさほど強くないので、風よけで無理に集団に入らなくていい。やや気温が高いので、帽子をかぶり、長袖シャツは5時間以上かかり、後半は

歩く人以外は止めた方がいい。基本30kmまで無理せず、30km以降を極力歩かず、余力

を振り絞るイメージで対処したらいい。

 なお後半暑く感じたら、給水を取るだけでなく、手の甲に水をかけたりして、上手に

体温上昇を防いでほしい。

 

 東京五輪ラソン競歩の札幌移転問題

 とうとう東京五輪ラソンが札幌での開催が決まった。ドーハ世界陸上のマラソン競歩が悲惨な状態だったから、IOCバッハ会長らが札幌開催に動いたが、非常に違和感を感じる。

 まず五輪を7月8月開催にしたIOCが今になって、それを言うのか。ドーハ以前に去年の猛暑を受けて、去年のうちにそれを決めていれば、MGCのマラソンを東京ではなく、

北海道マラソンと併設か、新たな札幌コースで別途開催できた。

 また札幌なら涼しいのかという問題がある。東京ほど市街地のビル街が続かないので、青山学院の原監督の意見のように日陰が少ない問題。公共交通が充実していないこともあるので、あまり早朝のスタートができないし、夜間が不夜城の東京と異なり、

明るさが欠けるので、日没後のレースがむつかしい。

 

 あと次回のパリもロスアンゼルスも高温である。7月、8月開催にこだわるとマラソンが開催都市で難しい。さらにインドやアフリカなどまだ五輪未開催地域、国での開催が

難しい。

 ヨットや馬術、サッカーの予選など開催都市以外でも種目実施はあるが、これは他の

都市なら会場がある、予選はいろんな地域を使えば日程消化が早いわけで、五輪の最後

の締めくくり種目が開催都市から離れるのは良くない。

 札幌と決めた以上、コース計測が簡単で、交通規制などの準備が容易、気象データーの蓄積もある北海道マラソンのコースでやればと思うが、アメリカのテレビの都合や、トライアスロンなど夏向き種目も増えているため、こういう対応はどうだろう。

 五輪の夏開催は変えないが、マラソン競歩、サッカーなど高温が向かない種目を、

「オリンピックファイナル」として、パラリンピックよりさらに後の日程で開催。

閉会式もファイナルの時期にする。

 すべての種目の秋開催か、夏開催で今回のようなトラブルよりは現実的である。

なおバッハ会長が本来の東京五輪のマラソンコースで「オリンピックセレブレーション

ラソン」を提案しているが、2021年の東京マラソンを都庁前ではなく、国立競技場

を発着で開催するのが現実的である。

 マラソンは昔は毎日マラソンなど主催者名が名称で、開催地も固定されていなかったが、回を重ねるうちに地域名が大会の名称になり、地域の顔になっている。

基本、マラソンは主要開催都市を外れるのは不自然である。今回のような直前の

変更は二度と起こらないことをのぞみたい